【ゼルダBotW】DLC第二弾「英傑たちの詩」がめっちゃ面白かったので感想を書く
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのDLC第2弾、「英傑たちの詩」を終えてきました。
感想としては、「めちゃくちゃ良かった」の一言に尽きます。
「本体持ってるならやれ」としか言いようがない。やりましょう。
どう感想を言っても蛇足にしかならない感じがしますが、個人的に特に良いなと思ったところを挙げていきますね。
ネタバレはほぼないと思います。ご安心ください。
世界を再び走り回る感覚
まずプレイし始めて真っ先に思ったのが、「オープンワールドのゲームってDLCと相性いいんじゃないか」ということでした。
買い切りゲームのDLCって結構賛否両論ありますよね。
「DLC商法」なんて揶揄されることもしばしばあるようです。
しかし、DLCというのは、オープンワールドゲームのマンネリ感をうまい具合に帳消しにしてくれる装置でもあるんじゃないか、と思ったわけです。
これはゲーマーの方ならなんとなくわかってくれるんじゃないかと思うんですが、オープンワールドゲームのマップって6割埋めたあたりからちょっと寂しくなってきませんか?
この手のゲーム、「初めに真っ白の地図があって、それを徐々に埋めていく快感」というのを、必ず意識しているはずです。
未知の領域を歩き回りながら、美麗なグラフィックで描かれた道程を眺めるのは、オープンワールドゲームの特権といってもいい楽しみです。
しかし、このやり方はゲームへの没入感を高めると同時に、ゲームを「飽き」に弱くしてしまう側面もあると思います。
地図の大部分が既知の領域に沈むのは、そのゲームの、つまりはその世界の果てを見せられるようなものです。
そのころには操作も作業じみてきて、最初の新鮮さが懐かしくなる……。
つまり、そのマンネリ感にDLCという一石を投じることで、ゲームの中に新たな「未知の領域」を作ってしまえる、故にオープンワールドゲームとDLCは相性が良い、ということです。
もちろん肝心のDLCはうまく好奇心を刺激するものでなければいけませんし、プレイヤーに「初めてだ」と思ってもらわないと、効果的なものだとは言えません。
その点、今回の「英傑たちの詩」では、「大量の新要素」こそありませんでしたが、「プレイヤーに世界を再確認してもらおう」という設計理念を感じる作りでした。
「しばらく放置してたけど、DLCがでたならちょっとやってみるか」という人をうまいこと納得させながらプレイさせてくれます。
ゲームの設計がうまいです。
サイコーなムービーとBGM
「英傑たちの詩」は、ゲーム本編に登場した4人の英傑の過去に焦点を当てたDLCです。
ゲーム本編でもストーリーの根幹に関わる英傑たちですが、「英傑たちの詩」でさらに掘り下げられます。完全にお腹いっぱいです。
ゲームを進めていくと英傑たちの過去の様子のムービーを見ることができるのですが、これが本当に最高なんですよ。
どのムービーも「こういうのでいいんだよこういうので」をしっかりおさえてきます。
「こういうのが好きなんだろ?」
「だいすき!!!!!」
大興奮です。
しかも、英傑たちの日記や関係者からの昔話なども追加されており、ムービーで生まれる感情を増幅してきます。
あと「英傑たちの詩」に欠かせないこの人物にも言及しておきましょう。
リト族の吟遊詩人、カッシーワです。
「英傑たちの詩」の狂言回しとして、リンクの行く先々に現れます。
ゲーム本編でもアコーディオンで例の楽しげなような寂しいような曲(だいすき)を奏でている彼ですが、今回彼が詠うそれぞれの「英傑たちの詩」、新曲です。
この新曲がなぁ、ムービーの山場でちょっとアレンジされて使われてたりするわけですよ。
もう、ぼくそういうの大好きですから。
「英傑たちの詩」の結末
今回のDLCのラスボス、めちゃくちゃ好きです。
というか、初見で爆笑しました。
「そんなのアリか!?!?」
という感じです。プレイヤーの十割が笑いながら挑んだボスだと思います。
いやでもすごい好きなんですよこういう集大成的なボス。
「買ってよかったなぁ」って気分になりましたね。
まとめ
ゲームとしての評価は言うまでもなく、「DLC」という次元で見たときも、非常に優秀な作品だったと思います。
これ、DLC第三弾とかあるんでしょうか……?
任天堂が現状にさらに付け加えるものがあるというなら、いよいよぼくの想像を絶してきますね。
そう思うくらい、今作の出来は良かったです。
DLC第一弾のほうは、どうしようかなぁ……。
第二弾が「久しぶりに起動したプレイヤー向け」なら第一弾は「クリア直後、あるいは直前の現役プレイヤー向け」なんですよね(もちろん憶測ですよ)。
久しぶりに起動して第一弾の方から取り掛かろうとしたら完全に心折れちゃったんですが、第二弾クリアした今なら多少はやれるかな?
ストーリークリアしただけでやりこみをあまりやってないので、その辺と並行してぼちぼちやっていこうか、という感じですね。
では、今日はこんな感じで。