今日も物質

必死で存在しています。

『ハクメイとミコチ』6巻及びワールドガイドの感想。「良い」しか言葉がない

お久しぶりです。ケチャップです。

 

先日届いた『ハクメイとミコチ』新刊2冊があまりにも面白かったので、感想を書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

こちらの2冊ですね。

 

 

 

感想ですが、「良い」です。

 

「良い」以外の全ての言及が蛇足にしかなりません。

 

 

買いましょう。読みましょう。良いので。

 

では、また次の記事でお会いしましょう。

 

以下は蛇足です。

 

 

 

 

 

 

 

6巻感想

拡大していく小さな世界

後述するワールドガイドの冒頭に、『ハクメイとミコチ』は「地に足のついた」ファンタジーであるという言及があります。

 

これは実に的確な評価で、この作品の魅力を問われたときには多くの人が「綿密な設定と繊細な筆致」と答えることでしょう。

 

作品全体がもつ説得力や存在感が非常に大きいんですよね。

 

 

そして、『ハクメイとミコチ』6巻は、いよいよ『ハクメイとミコチ』です。

 

ワケが分からない言い方ですね?

分かりやすく言いましょう。

 

 

ハルタ公式は『ハクメイとミコチ』の6巻を「いつもの面々もいつもと少しだけ違う顔を見せる」と表現していましたが、これはまさしくその通りです。

 

4巻あたりから、これまで登場してきた人物や町の「別の一面」がクローズアップされ始めています。

 

顕著な例を挙げるとすれば、第20話「水底のリズム」でしょうか。

 

研究者センと吟遊詩人コンジュという、全く異なる波長をもつ二人が人間関係を築き始める回です。

 

 

『ハクメイとミコチ』は基本的には1話完結型で進行しており、1話1話、全ての物語にありったけの存在感、生活感が込められています。

 

センが登場した回も、コンジュが登場した回も、全てがそうです。

 

「水底のリズム」で起こっていたのは、それら物語の交わりです。

 

物語は交わり、新たな環境を作り、世界は拡大されます。

 

 

 

話が思いっきり横に逸れました。

 

「『ハクメイとミコチ』6巻は、いよいよ『ハクメイとミコチ』」とはどういう意味なのか、についてでしたね。

 

「世界は拡大されます」と書きました。

 

つまり、『ハクメイとミコチ』6巻で起こっているのは世界の拡大であり、さらなる詳細化であり、受肉である、と言いたいわけです。

 

「存在感」のある各話が束ねあげられ、ここにきて一つの「大きな世界」を形成したように感じます。

 

そして、図ったかのようなタイミングでワールドガイドも刊行されました。

 

『ハクメイとミコチ』ワールドが、ここに誕生したわけです。

 

 

 

 

 

6巻収録各話の感想

と、題したはいいものの、それぞれの話については本当に「良い」しか言うことがありません。

 

びっくりしてますよ。

なんでこの漫画こんなに面白いんだ?

 

「各話の感想」って題をつけてしまったので、一応書きましょうか。

 

 前項では考察じみた事をやってたから辛うじて言語化できてましたけど、ここではそうはいきません。

 

感じたまんまに書いていくだけになります。

 

あ、各話の題を挙げていくので、微ネタバレ注意です。

 

未読の方は早く読もう。読むんだ。

 

 

 

 

第35話 水着の一日

 わー、これは、これまでの話の中でもかなり好きな部類の雰囲気だ。

良い……新しい……。掴みばっちりだなこれ……。

 

 

第36話 薔薇とハサミ

うわー、これは、良い

なんかこう、「キュンキュンする」というのとはちょっと違うけど、こういう間柄良いな……。

面白いな……まさか毎話こんな面白いのか

 

 

第37話 貝の音

そもそもアラビが好きなんだよなぁ。

アニメ1話も良かったよな……。いい雰囲気だほんと。

貝って自分で食べるのは苦手なんだけど人が食ってるのは無性に旨そう。

うわーー牡蠣食いてぇ。苦手だけど。食べたい。

 

 

第38話 旅人の装い

これは……後々に繋がる重要な話だよな……。

あー良い。締め方が良い

 

 

第39話 司書の苦労

司書さん好き。

オチが完璧だよなぁ。まさか毎話こんな面白いのか

 

 

第40話 姉弟と仕事

ケイトは非常に表情が豊かで面白い。

どことなくあどけない感じがするよなぁケイト。

カヌレはいっぺん食べてみたい。甘いものを食べたい。

 

 

第41話 夜更けのバー

うわあああああああ!!!!!センとコンジュだあああああああ!!!!!

あー良い。てかすごい魅力的な赤面を描いてくれるな6巻。

 

 

第42話 師匠と煉瓦

大工回好き。「そうそう、この作品はこういうところがいいんだよ」って感じ。

見開きの絵の雰囲気いいよなぁ。

じんわり面白いのが良い

 

 

 

 

はい。

 

 

 

 

 

ワールドマップの感想

驚くべき「世界」

内容については一切言及しません。

 

ワールドマップに関しては本当に、「読んでくれ」としか言えない。

 

読んで、この世界に驚いてほしい。

 

『ハクメイとミコチ』を楽しみたいなら文字通りの必携本です。

 

 

読もう。

 

 

 

 

 

 

 

蛇足の蛇足

長い蛇足でした。ここからさらに蛇足。自分語りとかです。

 

昨夜にこの2冊を読みながらワインを1本空けました。

 

酔いながら、笑いながら、戦慄しながら読みました。

 

作品から生命力を貰えたかのような、非常に愉快な気分になりましたね。

 

お陰でメチャクチャ二日酔いです。

 

あと筋肉痛ラジオ体操したら筋肉痛になりました

 

二つが重なって、今日の体調は「ヒドい」の一言。

 

座椅子に座って記事が書けるようになるまでかなりウダウダしてました。

 

飲み過ぎ、良くない。運動不足、良くないです。

 

 

そろそろ夕飯の準備しなきゃですね。

 

読んでる漫画が漫画なので、自炊して美味しいもの作りたくなっちゃいます。

 

今日は確実にそんな気力ありませんけど。