今日も物質

必死で存在しています。

Graveyard Keeperを評価する

最寄りの二郎系に行ってきました。

今日の豚は開店以来の絶品だったと思います。とても美味しかった。

全然常連とかのつもりじゃありませんが、週に1回はなんだかんだ食べに行ってる気がしますね。常連か。

 

 

本日の記事は昨日予告した通り、Graveyard Keeperのレビューじみたものです。

Graveyard Keeperとはなんぞや?という方のために、一応簡単な解説も入れておきましょう。

 

store.steampowered.com

 

Graveyard Keeperとは、Steamで配信されている墓守シミュレーションゲームです。

死体の埋葬や魔女裁判、黒魔術など、中世ファンタジー世界において考えうる限りのブラック要素を盛り込んだ今作は、『暗黒牧場物語』といった通称でシミュレーションゲーム界隈の話題を席巻しました。リリース前から日本語対応がなされることが明かされていたのも、その一因となったでしょう。

 

ストーリーは、トラックに撥ねられて中世ファンタジーの世界に転生した主人公の男性が、元の世界に戻るため、最愛の人と再び会うために墓守として奮闘する、というものです。

 

さて、概要を一通り述べたところで、ぼくのこのゲームの評価に移りましょう。

結論から言うと、5つ星評価で星3.8といったところです。

以下にて詳細に語っていきます。

 

まず、このゲームの大きな魅力を一つ挙げるとするなら、「やることが膨大にある」ということです。

牧場物語といったシミュレーションゲームは、「作業を楽しむゲーム」であり、楽しむべき作業が沢山あるというのは、それだけで評価に値します。

このゲームのユニークなところは、その作業のほとんどが道理にもとるもので、しかもそれにどんどん慣れてしまうところです。

例えば、ゲームのほんの序盤に、人肉の調理を仄めかされる場面があります。

この人肉というのは、墓地に埋葬すべき故人の肉体から拝借したものです。非人道的すぎて笑えてきますが、これがゲームの一行程として存在する以上、いずれ慣れます。

人肉を主食として活動し、ふとした瞬間に「そういえば今とんでもない行為をしているんだよな」と正気に戻るのは、何ともいえないおかしみがあると思います。

頻度が高いわけではないですが、各イベントにおける登場人物たちとの会話もブラックジョークに富んだもので、黒い笑いを提供してくれます。

 

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人肉が主食の男性の台詞です。

 

で、このゲームの評価できないところ、というか、もったいないな、と個人的に思う点についても書いていきましょう。

個人的にすごく気になったのが、このゲームが「作業を楽しませることにあまり積極的でない」んじゃないか、というところです。

先に書いた通り、作業ゲーというのはプレイヤーが「作業を楽しむ」ゲームですから、楽しい作業への道は丁寧に舗装されているのが理想です。

そして、この作品をこの観点から褒めるのは難しいです。

退屈を紛らすために作業ゲーをやる人間がいるとして、作業ゲーの中に退屈を感じる要素があったら嫌でしょう。このゲームをやっていると、退屈な時間というのがどうしても出てきます。

その最たるものが移動時間です。マップがめちゃくちゃに広いんですよ。

墓場を運営していくために必要な物資や金銭を得るために度々村へと繰り出すことになるんですが、そのためにはいちいちだだっ広い麦畑を通る必要があります。

ゲームを進めていくと、外出しなければならない頻度というのはそれほど高くなくて済むということが分かってくるんですが、それが分かるまでにうんざりしてしまう人は勿論いるでしょうし、頻度が高かろうが低かろうが怠いものは怠いんですよね。

 

catchup663387.hatenablog.com

 

この記事でも言及したように、ぼくはゲームを「プレイヤーを楽しませるために工夫を凝らす作品形態」だと考えていますから、このゲームの現状にはかなり不満が多いというのが事実です。

 

 

以上の理由からぼくのGraveyard Keeper評は星3.8となったわけです。

作品の粗を強調して書いてしまいましたが、作業ゲーとしてのポテンシャルは十分ですし、開発さんはリリース以来アップデートに積極的なようですから、今後が楽しみでもあります。なんだかんだ起動してプレイしちゃいますし。

 

でも、ダッシュ機能かファストラベル機能のどちらかはやっぱり実装してほしいところですね。