将来の夢はタクシー運転手
つぶあんのどら焼き買ってきました。ケチャップです。
先ほど、路肩にタクシーを止めて昼寝をしている運転手さんを見かけて以来、将来の夢がタクシー運転手になりました。
より詳しく言えば、「田舎のヒマなタクシー運転手」ですね。
彼らはきっと一日の8割を寝て過ごし、残りの2割を週刊誌を流し読みしたりラジオで野球中継を視聴することに費やしているのです。
なんてうらやましい。こんな職業があっていいのか。
いや、あってならない……と反語を使う以前に、そんな夢のような職業はありません。
ですので、括弧つきの「田舎のヒマなタクシー運転手」としました。
これはいわば偶像、ぼくのタクシー運転手への憧れが文字化された存在しない人物なのです。
洋画だったらダブルクォーテーションのジェスチャーを交えて喋るところです(あれすき)。
実際にタクシー運転手になりたいかと聞かれたら断然「否」です。
ぼくは自動車という装置をめちゃくちゃに恐れているので、それを仕事にするなんてことはできません。
しかもお客さんを乗せるんですよ。無理です。
ぼくが自動車を恐れているのは、「あんな巨大なものが人間の意志に忠実に動くはずがない」という不信があるからです。
だってそうでしょう。人間の肉体と比べて大きいですよ自動車。
少なくともぼくが操る自動車であれば、知らないうちに人を轢いていたり何かにぶつけたりするはずです。
それに、道路という空間も怖いです。事故に遭う可能性が常に存在するんですよ。怖すぎる。
まぁ杞憂なうえに「歩いてても事故に遭う可能性はあるだろ」とか諸々の反論をされたらぐうの音も出ないんですが。
それでもぼくが車を恐れているのは、小さい頃に何度か事故に遭いかけたからなのかもしれません。
考え事をしながら自転車こいでて轢かれかけた経験が2,3回あります。ぼくが100悪い。
タクシー運転手にも「タクシー運転手」にもなれないとなると、ぼくは将来どうしたらいいんでしょうね。
将来の夢……将来の夢かぁ。