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映画『ラ・ラ・ランド』を観た感想など

そろそろ退学します。ケチャップです。

 

今日のお昼、突発的に「ラ・ラ・ランド観よ」となったので、Amazonプライムでラ・ラ・ランドを観ました。

そういうわけなので今日の記事はその感想です。ネタバレとかはたぶん大丈夫です。たぶん。

 

まず、冒頭でもう泣きそうになりましたね。

ご存知の方もいらっしゃるかと思うんですが、この映画はミュージカル調です。「これぞミュージカル!」ってな感じのシーンを、冒頭にいきなりぶつけてくるのです。

このシーンだけでも観る価値は確実にある。そう言えるくらい楽しい場面です。

ぜったい観て。

 

少し話が逸れます。ぼくの小さい頃の話です。

小さい頃、というか小学生か中学生の頃の話ですね。

ぼくが通っていた学校では「選択授業」というのがありました。

体育、音楽、書道……といったいくつかの科目の中から好きなものを選んで受ける科目です。一週間に1回か2回くらいやってたかな。

ほとんどの男子生徒が体育を選択する中(小さい学校だったので、ほんとうにほとんどの男子が体育でした)、ぼくは音楽を選択しました。

体育が苦手だったのでイの一番に避けるとして、選択授業の中でぼくが比較的楽だろうかと考えたのが音楽だったんですよね。

 

果たして音楽の選択授業ですが、比較的楽どころの話じゃありませんでした。

全ての授業のうち6,7割くらいが映画鑑賞だったんですよ。

音楽の先生が大のミュージカル・オペラ好きで、音楽を選択していたぼくと数人の女子生徒は、毎週のごとく「傑作」と呼ばれているであろう作品たちを楽しむことができたのです。

例えばオペラ『カルメン』であったり、ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』であったりといった感じですね。

「比較的楽だったら」くらいの気持ちで志望した授業は、一週間で一番楽しみな授業に変わりました。作品鑑賞以外の、ピアノ連弾や合唱も、徐々に大好きになりました。

つい先ほどまですっかり忘れていました。あんなに楽しかったのに。

 

しかし、そう、思い出したのです。

『ラ・ラ・ランド』の冒頭を観ている最中、「歌い踊るのはこんなにも楽しいことだ」、と。陳腐なことをいっているようですが、いやほんとにそうなんですって。

 

 

自分語りの方が文字数が多いうえに冒頭の話しかしてませんが、全体的に見ても非常に良い仕上がりの映画なんじゃないかと思います。

その根底にあるのは「人間賛歌」。サクセスストーリーのようでサクセスストーリーでない、恋愛映画のようで恋愛映画でない。そんな映画でした。

是非観てくれよな。