今日も物質

必死で存在しています。

二郎、サラバ

はじめまして。

自分のことを美少女Vtuberだと思い込んでいる水槽の脳だと思い込んでいる成人男性系Vtuberの久遠ありあです。

 

 

 

 

 

転居が近づいてきたということで、今日は最寄りの二郎系ラーメンの食べ納めに行ってきました。

もう何十回もコールしてきた「アブラニンニクカラメ」も今日で最後です。

まぁ転居先に二郎系があれば通うかもしれませんが、少なくともこの店では最後。

少し感慨深いな……と家を出るまでは思ってたんですが、実際にコールしてみると、そんな感傷に耽っている暇はありませんでしたね。

トッピング聞かれたらもうすぐ出てきますし、食べてる間は目の前のモノと格闘するのに必死だし、食べ終わったらすぐ店を出るしで、二郎系というのは結構忙しないんですよね。

「あ、今のでこの店最後か」と思い至ったのは自転車で帰路についている最中のことでした。まぁ、そんなもんですよ。

 

 

 

代わりにというかなんというか、店の中で「人間だなぁ」と思う場面があったので、そのことについても書いておきましょう。

ちょっと愚痴っぽいかもしれないので注意です。

 

私自身元々大学生だったのもあり、この最寄りの二郎系というのは学生街にあるんですよね。

すると当然客層も学生が多くなるわけです。

まぁ一口に「学生」と言うのもかなり乱暴ですし、もう少し詳しく分類してみましょう。所詮はレッテル貼りですから分類しても乱暴なのには変わりはありませんけどね。

 

二郎系でよく見る大学生を3つのカテゴリに分類してみました。

 

まず一つ、「陽中の陽」。いわゆる「陽キャ」ですね。

主に音楽系のサークルに所属していることが多く、大体2~3人で来店して雑談しています。楽しそうですね。

並んでいる間は世間話なりPUBGだか荒野行動だかのマルチプレイをやっていたりすることが多いですね。通信料平気なんでしょうか。

先輩後輩で来ることも多いようで、今日私の直前と直後に並んでいたグループがこのタイプに該当します。

 

次に「陰中の陽」、大学という多様な人間がいる場で「居場所」を見出し、「界隈」に溶け込むことができた「陰キャ」たちです。複数人で来店していることが多いのは前者と同じですね。

私も一時期このカテゴリに安住していたことがあるんですが、まぁドロップアウトして今に至ります。

並んでいる間は専らソシャゲをやっていることが多いですね。あと「今期のこのアニメどう?」みたいな話もよくしています。楽しそうですね。

今日は見かけなかったんですが、私が二郎系に来て一番安心するのはこの手の人々が周りにいるときですね。「ああ、二郎ってこれでいいんだよな」って気分になれます。

 

で、最後が「陰中の陰」。私です。もう大学生じゃないですけど。

並んでいる間はTwitterを眺めたりダンジョンメーカーを黙々とやったり自宅だとなかなか手が付けられないWebコンテンツを消化したりしています。一人です。喋りません。

まぁ要するに一人で来店する人をまとめた小分類です。一人で二郎に来る人をひっくるめて陰キャ呼ばわりしたいわけじゃないですが、まぁそのへんは前者二つとひっくるめて分類上発生する誤謬ということでお許しください。

 

 

 

閑話休題。「店の中で「人間だなぁ」と思う場面」に出くわした、という話でした。

 

まぁ端的に言えば、「両隣のお客さんがうるさかった」ってだけなんですけどね。

 

より詳しく言うと、私の前後に座っていたグループが、双方まぁそこそこにやかましく、前に座っていたグループが「あいつら(後ろに座っていたグループ)つまんねぇ、うるせぇ」と陰口を叩いていた、という感じになります。

 

いや、間に挟まった私としては両方うるさいんですよ。別に「静かに食え」とか強制するつもりもないしそもそもそんなことは考えすらしないんですが、「お前が言うなよ」とは思うわけです。

その前にいたグループと言うのが、失礼な言い方をすると(今回の記事は全体的に失礼ですが)田舎のヤンキー丸出しな感じで、なおさら印象が悪かったんですよね。

並んでるときに店の前に煙草の吸殻捨ててましたしね。これは注意できなかった私が臆病なのも悪いんですが、「これから飯を食おうという店の前になんでわざわざごみを捨てるんだ?」って思いません? 喋ってる内容めっちゃヤンキーですし。

 

 

で、まぁそういう色々をみた結果、私の感想は「人間だなぁ」になったわけです。

人間ですからね、仕方がない。

自分がうるさくしてる間は他人のうるささばかりに気が行って自分のうるささが気にならなくなってしまう、なんてことはよくある話でしょう。

つまらん話をしながら「あいつらの話めっちゃつまらん」と言うようなこともあります。全部主観の問題なんですから。

かく言う私も主観に基づいてこの記事で好き勝手にレッテル貼ったり愚痴ったりしてるわけで、やはりこのあたりは人間である以上捨てられない業なのだなぁと思います。

 

 

ただまぁ、確実に言えるのは、そのうるさくてつまんない話をしていた前のグループの先輩風の男子学生が大きな声で「ごちそうさまでした」を言っていて、それ自体は間違いなく尊ばれるべきことだ、ということです。

 

人間なので自分のどんな言動が悪性として周りに発現してしまうのか事前に理解して行動するということはなかなか難しいですが、「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言えるのは、個人的には大事、というか、忘れないようにしたいなぁと思いますね。

 

 

では、最後の二郎、ごちそうさまでした。大変美味しかったです。

またいつか。