アニメ『ハクメイとミコチ』で映像化してほしいエピソードを挙げていく
『ハクメイとミコチ』はぼくが大好きな漫画の一つです。
非常に繊細な筆致だとか、美味しそうな料理の描写だとか、良いところはいくつも挙げられるんですが、ぼくがこの漫画で特に気に入ってるのは、世界観に説得力があるところです。
「身長9センチメートルの世界はきっとこういう風にできているだろう」という想像がすごくうまく漫画に反映されてるんですよね。
読んでいて「なるほどなぁ」とうなずく場面が多いです。
作者の樫木祐人さんはすごく想像力が豊かな人なんだろうと思います。
そんな『ハクメイとミコチ』のアニメが一月に放映されるということで、ぼくの独断と偏見で「この話をアニメで観たい!」と思ったエピソードやシーンを挙げていきます。
アニメ公式ホームページ
目次
第三話 ガラスの灯
公式から発表されてるPVを観てみると第一話~第三話まではほぼ確定で映像化されていると思いますが、この中でぼくが一番気になってるのはこのエピソードでしょうか。
音ランプ研究者のセンが初登場する回ですね。
注目したいのは、センの扱う音ランプです。
この音ランプ、かなりのアニメ映えが約束されたアイテムです。
というのも、この音ランプはその名の通り音で動作するもので、動物の鼓動を楽器で演奏することで力を発揮するんですよね。
映像と音楽の相乗効果を原作の時点で内蔵している小道具なんですよ、この音ランプは。
アニメの描写がうまければ、かなり愉快な回になるはずです。
期待が高まります。
第四話 星空とポンカン
連続でセン回ですね。いやでもこれは挙げて当然のエピソードですよ。
まず、話が爆発から始まります。出オチです。
そしてその後には畳みかけるように「コンガで巨大な骨を動かすセン」、「美味そうな料理」、「満天の星」と続きます。
こんなおいしい話を逃すのはめちゃくちゃ惜しいですよ。
第十二話 大岩と飼い石
ナライ回、もとい石貫會回ですね。
この回の見せ場と言ったらなんといってもナライの巨岩割りのシーンでしょう。
このシーン、これまでの話から一転して、張り詰めた空気の感じだとか一瞬の静寂なんかをうまく描く必要があります。
ここでメリハリを思いっきりかっこよく描写してくれたら最高ですよね。
第十一話から続いてハクメイの成長を描く話でもあるので、ぜひアニメ化してほしいエピソードです。
あと、西瓜の種の塩炒りがすごく気になってます。食べてみたいですよねこれ。
第十五話 長い一日(一)~(五)
これ最終回でしょ。
ほぼ確実だと思います。だってめっちゃ綺麗に終わるし。
長い一日という題通り、原作では五話分に相当する回ですが、ダレたりすることもなく目まぐるしく展開していきます。
「蜂蜜館賃貸契約書」はどうにかしてアニメに取り入れてほしいですよね。
第二十話 水底のリズム(一),(二)
最終回候補その2です。
PVにセンとコンジュが出てたので、二人同時に登場するこの回で終わりにするということも考えられるでしょう。
曲が二つ出てくるので、その辺考えると厳しいのかもしれないですけどね。
でも映像化したら間違いなく良い回になると思います。
第二十二話 ジャムと祭り
登場人物が非常に多く、賑やかな回です。
ゴチャっとした祭りの雰囲気はぜひ動いているところが見たいですね。
これまでの話に出てきた主要人物が軒並み登場するんですが、ハクメイとミコチの二人きりの場面で幕を閉じる回でもあります。
そういう点から見れば、この話も最終回映えしますよね。
第二十六話 夜越しの汽車
ぼくがこの漫画で一番好きな回です。
この話がお気に入りっていう人は絶対多いと思います。
真っ先に書くと、揚げ山芋がめちゃくちゃ美味しそうなんですよね。
この回に出てくる食べ物は総じてすごく美味しそうです。
現実でも、駅弁とかホームでやってる立ち食い蕎麦というのはやたら美味しそうに感じませんか?
「あんまり美味しくないコーヒー」の存在も愛おしいです。
総じて、夜汽車のロマンがこれでもかと詰め込まれた、超いい回なんですよねぇ。
でも書いてて思ったけどこれアニメ映えする話ではないかもしれない。
非常に緩やかな回だし、映像で表現するのはちょっと難しそうですかね?
まとめ
これ書くために一通り読み直したんですが、なんというか、全ての話についてなにかしらいうことがあるというのがすごいなぁと思いますね。
毎回「ああ、これは面白い話だったなぁ」と言わせてきます。良い作品ですよねぇ。
新刊も近いうちに発売されるようですし、今後も楽しみな漫画です。
レシピ集とか、出ないかなぁ。