任天堂が新しく提案する遊び方、『Nintendo Labo』のすごいところ
本日1月18日、任天堂からNintendo Switchの「新しいあそび」として提案されたのが、コチラ、『Nintendo Labo』です。
まぁまずは何も言わずにPVを観てみてください。
[任天堂HP] Nintendo Switch『Nintendo Labo』の公式サイトを公開しました。https://t.co/9VUYaig5ov pic.twitter.com/6rVROLuvCY
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2018年1月17日
毎度毎度、この会社がやってくることは意味わからないくらい愉快です。
というか、やっぱPV作るのめっちゃうまいですよね任天堂。
PVだけで何度肌を粟立たせたか数え切れたもんじゃありません。
さて、このNintendo Labo、何がどう「やべー」のか、第一印象としてここに書いておきましょう。
ところで、「2018年はVR元年である」という評価を巷でよく見かけます。
2017年の末から急激に成長した「バーチャルYoutuber」業界を指してこう言うことが多いでしょうか。
VR(拡張現実)というアイデア、デバイスはもう数年前に提案されていたものです。
近頃はVR用の端末も身近になってきて、今後もますます盛り上がっていくことが予想される業界ですね。
そこに投じられる一石がこの『Nintendo Labo』です。
ただし、『Nintendo Labo』は「拡張現実」ではありません。
何をもって拡張現実とするかの評価は難しいところですが、この記事の中ではVRゲームの必要条件に「一人称視点である」ことを入れておきましょう。
とすると、少なくとも本日発表されたPVのなかに一人称視点のゲームはありませんでした。
全身を使って操作していたロボットゲームが最もVRゲームに近いですが、これがVRであるかどうかを論じるのは重要なことではありません。
重ねて言いますが、『Nintendo Labo』は「拡張現実」ではありません。
逆です。
これは「ゲームの拡張」です。
『Nintendo Labo』では、ゲームに必要な端末、装置を自分で「作成」する必要があります。
その工程を経て完成するものを一言で表すなら、「おもちゃ」、任天堂がファミリーコンピューター以前から手掛けてきた領域であり、おそらく任天堂のゲーム作りの根底にして最奥に存在するであろう「理念」です。
『Nintendo Labo』公式ホームページの、体験会関連のページを見てみましょう。
「つくる、あそぶ、わかるを親子でいち早く体験」とありますね。
この通り、明らかに「子ども」を意識している企画です。
これは、非常に良いことです。
話が少し逸れますが、つい先日、WHOが「ゲーム依存症」を疾病と認定する云々が話題になりました。
ゲーム依存症の当事者であるぼくからすれば、ちょっと緊張せざるをえない話題です。
これは勝手な自己分析ですが、ぼくの「ゲーム依存症」は、「報酬系がイカれている」ことに発するものだと考えられます。
多くのゲーム依存者にとって、辛く厳しく報われない現実よりも、確実に報酬を、それも莫大な報酬をストレスフリーに与えてくれるゲームの方がより好ましいものです。
そうして、ゲーム内の「努力→報酬」に慣れきってしまい、むしろ現実の方が「努力と報酬がかみ合わない」ことになってしまう、これがゲーム依存症の病理です。
さて、話を戻します。
ここまでダラダラと書いておいて何が言いたいのかと言えば、「『Nintendo Labo』は愉快でありかつ健康である」ということです。
先述したように、『Nintendo Labo』は「ゲームの拡張」です。
拡張先は当然「現実」ですよね。
そしてゲーム依存症の原因も「現実」の苦痛だと書きました。
ここに、非常に理想的なゲーム体験が誕生することになります。
ゲーム的な「確実な努力と報酬」と「現実」との融合です。
「現実は、楽しい」
子どもにこう思ってもらえるのなら、おもちゃ屋さんの仕事としては最上級のものでしょう。
もう少しだけ書きます。
「枯れた技術の水平思考」について。
そもそもNintendo Switchが「枯れた技術の水平思考」の究極のようなゲーム機でしたが、さらに重ねてきましたね。
『Nintendo Labo』は確実に「既存の技術の寄せ集め」で作られています。
最先端とは言えない、安価で使える技術です。
そうした技術がアイデアによって統合され、新しい「スタンダード」になる。
完全に任天堂の領分です。やっぱすげーわ。
さて、PVを観て興奮して一気に書ききってしまったので、かなり乱雑な文章になってしまいました。
言いたいことを半分も伝えられてないような、不安な感じですね。
ぼくのTwitterでは思いつき次第ポンポン投稿するようにしてるので、言いたいことはそっちの方が分かりやすいかもしれません。
お気に召すようでしたらぜひTwitterの方もよろしくお願いします。
『Nintendo Labo』の発売は4月20日とのことです。
助かりますね。最近はモンハンにドラゴンズクラウン・プロにと、お金と時間がいくらあっても足りない状況でしたから。
でも、部屋を広く使う遊びだし、このゴミ屋敷を片付けないとですね。
3ヵ月使ってゆっくり片付けましょう。
この言い方は、絶対片付かないやつですけど。