今日も物質

必死で存在しています。

八方美人、どん兵衛焼うどん

 

どん兵衛きつね焼うどんを食べました。

 

焼うどんという食べ物は、実家で祖母に作ってもらって以来全く食べていませんでした。

一人じゃまず作らない料理ですよね。大皿で供されている家庭料理って感じのイメージが強いです。

 

 

味ですが、びっくりするくらい普通です。可。

普通のどん兵衛と同じくらいの強さの出汁に、七味仕立てマヨネーズをかけていただきます。

このマヨネーズが入っているために、焼うどんというよりは油そばに近い料理に仕上がっているのではないかと感じました。

まぁ私は油そばという食べ物が苦手なので、正しい例えなのかは分かりませんが。

 

 

たぶん、普段焼うどんばかり食べている人(そんな人いるか?)が「焼うどん」という字面に釣られて食べたら、「なんか違うな」と感じると思います。

あと、上に私が書いた「油そばに近い」というのを真に受けて、油そばばかり食べている人(こっちはいそう)がこれを食べても、やっぱり「なんか違うな」と感じるでしょう。

 

焼うどんとも油そばとも違う料理だな、というのが私の感想です。

ただ、美味しいのは間違いないです。

きっと上記の偏食家2人も、食べ進めているうちに「これはこれでアリ」という結論に落ち着くはずです。普通な、無難な味なので。

たぶん「アタシどん兵衛焼うどんだけはダメなの!」ってなる人はそうそういないと思います。苦手な人がいなさそうというのは、それはそれですごい話です。

 

あえて文句をつけるとすれば、油揚げについてですかね。

小さく刻んだ油揚げが入っていて、それ自体は大変結構なんですが、麺に全然絡まないんですねこれが。

麺をあらかた食べ終わってからようやくカップの隅にへばりついているその姿が見えるようになるという、インスタント麺にはありがちな状態に陥ってしまいます。

「ありがち」と感じるということは、これを解消するのは難しいんでしょうね、きっと。

しかし、もちもちとした触感にアクセントを加える意味でも、なんとか麺に絡む加薬を発明してほしいものです。