令月、という言葉がある
はじめまして。
自分のことを美少女Vtuberだと思い込んでいる水槽の脳だと思い込んでいる成人男性系Vtuberの久遠ありあです。
さて、今日の話題は流石に改元についてです。
実際に改元が行われるのは来月ですが、ついに決まりましたね。
新元号、「令和」とのことです。
今時、わざわざニュースサイトを読みにいったりテレビを点けたりしなくても、Twitterを眺めていれば情報はいくらでも手に入ります(もちろん情報の確からしさには問題点がありますが)。
そういうわけで、今日の記事は「新元号「令和」についてTwitterを見ながら思ったこと」という内容になります。
「Twitterで~という内容の文章を見て……と思った」という、伝聞に基づく感想文みたいな何ともテキトーな記事ですが、しばしお付き合いください。
まず、「今日のTwitterは取り分け賑やかだったな」という感想について最初に詳しく語っておきましょう。
私は平成生まれなので改元を体験するのは当然初めてなんですが、インターネットの集合知によると、「改元と言えば、天皇が崩御された中で行われるもの」だったらしいですね。
今上天皇による「生前退位」というのは余程稀な出来事なのです。
「改元がこんなお祭り騒ぎみたいになるのは大きな変化だ」というツイートがRTされているのを見ました。
確かに、天皇の喪中での改元となれば、いくらTwitterが自由な表現の場だったとしても(この「ツイッターが自由な表現の場」なる書き方は物凄い語弊を生む可能性があるので、読まなかったことにして進んでください)、今日ほどの賑わいは見せなかったでしょう。
改めて確認するまでもなく、改元も退位も崩御も、一市民である私にはいまいち実感の湧かない、言及してよいのかも分からない話題です。
しかし、今日の各地での様子を見ていると、「今日は決して悪い日ではなかったな」と思うのもまた事実です。
古いインターネットスラングに「祭り」というものがありますが、今日はまさしく「祭り」だったのでしょう。
楽しい祭りだった。私はそう思います。
あと、新元号である「令和」は、国書を由来とする初めての元号になるらしいですね。
私がその序文とやらを確認するために参照したサイトのURLを転記しておきます。
参照されたのは「時、初春の令月(れいげつ)にして、氣淑(よ)く風和ぎ……」の部分でしょう。
こちらのサイト、ライターの方が私訳までしてくれているので意味はそちらで確認してもらうとして、この序文というのがまた、私好みなんですよね。
やはり詩というのはいいですね。
私は詩とか詩作とかについては全くの素人なので、たまに目に入るものを見つけては「良いなぁ」と言うくらいしかできないのですが(でもルバイヤートはすき)、この序文もまた「良いなぁ」と感じさせてくれました。
で、私が注目したのは「令月」という言葉です。
「令和」の「令」の部分になったであろう熟語ですね。
私は「令」という漢字について「命令」とか「律令」みたいな熟語のイメージしかなかったので、この漢字を見たときは一瞬「おや?」と感じました。これだけのイメージだとちょっと不穏な気がしますよね。
「令月」、意味は「何事をするにもよい月」。全然いい意味です。
令月から参照した「令」を頂く「令和」という元号には、「何事をするにもよい時代」という意味が込められているわけですね。
アツいじゃないですか。
そういうわけで、新元号について一通り書いてみました。
個人的には、意味としても語感としてもかなり好みです。もう馴染みました。
令和元年、楽しみに待つとしましょう。